新洗濯表示マーク

MENU

教えて!新洗濯表示マークの種類と意味【新旧比較一覧表付き】

新洗濯表示マーク

 

2016年12月1日から日本の旧JIS規格(JIS L 0217)による洗濯表示マークが、国際規格(ISO 3758)に整合した新JIS規格(JIS L 0001)に規定するマークに変更されることになりました。

 

新しい記号が追加されたり、温度表示が細かく設定されたことなどで、洗濯表示マークの種類が22種類から41種類に増えることになります。

 

消費者庁では、よりきめ細かい情報が提供されることで洗濯によるトラブルの減少、また国内外で表示が統一されたことで海外で購入した衣類の取り扱いが円滑になるなど、一般消費者の利便性の向上が期待できるとしています。

 

しかし、「今でさえ色々あってややこしいのに、もっと種類が増えるなんて大変…」もしかしたらあなたはそんなふうに感じておられるかもわかりませんね。

 

そんなあなたのためにこのページでは、新しくなった洗濯表示マークにはどんな種類があり、どんな意味を持っているのか、新洗濯表示マークのポイントとなる点を分かりやすくお伝えするとともに、新洗濯表示マークを一覧表にしてご紹介したいと思います。

 

また、経過措置として2016年11月30日までに現行の洗濯表示マークを付けた衣類等は12月以降もそのままの表示で販売されるため、当面の間は新旧両方の洗濯表示マークが混在することになります。

 

このため新旧の洗濯表示マークを比較できる一覧表もあわせてご紹介します。

 

新洗濯表示マークのポイント

洗濯機

 

まず、新洗濯表示マークを理解するためのポイントを7つに分けてご紹介します。

 

@「基本記号」「付加記号」「数字」の組み合わせで構成される

新洗濯表示マークは5つの「基本記号」といくつかの「付加記号」「数字」で構成されます。

5つの基本記号

新洗濯表示マーク

 

新洗濯表示マークの基本となる記号は「家庭洗濯」「漂白」「乾燥」「アイロン」「商業クリーニング」の5つです。

 

「家庭洗濯」

「家庭洗濯」表示はすべて洗濯おけ(たらい)マークになります。これまでの洗濯機のマークは無くなりますが、手洗い表示があるマーク以外はすべて洗濯機で洗えることを意味します。

 

家庭洗濯表示

 

「漂白」

「漂白」表示はフラスコの形から“△”に変わります。

漂白表示

 

付加記号と数字

付加記号と数字

 

記号と数字で「処理の弱さ」「温度」「禁止」を表します。

 

線(−)が増えるほど作用が弱くなります。

 

付加記号

 

点(・)が増えるほど温度が高くなります。

 

付加記号

 

数字は家庭洗濯での洗濯液の上限温度を表します。

 

数字

 

×は基本記号と組み合わせて禁止を表します。

 

禁止表示

 

A記号の種類が22種類から41種類に増える

新しい記号の追加や温度表示の数字が増えたことなどで、記号の種類が22種類から41種類に増えました。

 

B記号だけでは伝えられない情報は付記用語が記載される

旧洗濯表示マークのしぼり方の記号やアイロンのあて布の記号などは新洗濯表示マークではなくなるため、必要に応じて記号の近くに用語や文章で表記されることになります。

 

例:「洗濯ネット使用」「弱くしぼる」「あて布使用」等。

 

C「指示(推奨)表示」から「上限表示」へ

 

上限表示

 

旧洗濯表示マークでは「40℃で洗濯するのがよい」という指示(推奨)情報を提供していましたが、新洗濯表示マークでは「40℃以下ならば損傷を起こさない」という上限表示の情報を提供することになります。

 

D漂泊の記号に「酸素系漂白剤」の記号が追加される

 

酸素系漂白剤表示

 

旧洗濯表示マークでは塩素系漂白剤による漂白ができる・できないという、塩素漂白の可否のみの記号しかありませんでした。

 

新洗濯表示マークでは“△”の記号は「塩素系及び酸素系漂白剤による漂白処理ができる」という意味になるため、酸素系漂白剤のみが使用できることを表す記号(“△”の中に斜め2本線)が増えました。

 

※「酸素系漂白剤」というのは色柄ものにも使える漂白剤のことです。ただし粉末タイプのものは毛や絹には使えません。

 

E「タンブル乾燥」の記号が新たに加わる

 

タンブル乾燥表示

 

タンブル乾燥器というのは、温風とともに衣類を機械の中で回転させながら乾燥させる乾燥機のことです。

 

タンブル乾燥器

 

自然乾燥の記号は、旧洗濯表示マークの長そでシャツの記号から乾燥の記号である“□”の中に線を使って表すようになりました。

 

自然乾燥表示

 

F商業クリーニングの記号に「ウェットクリーニング」の記号が加わる

 

ウェットクリーニング表示

 

ウェットクリーニングについては新JISで「ウエットクリーニング処理(水洗い、すすぎ、脱水、乾燥)は、特殊な技術を用いた業者による繊維製品の水洗い処理」と規定されています。

 

「汗抜き」などの処理もこのウェットクリーニングに含まれてきます。

 

新洗濯表示マーク一覧

新洗濯表示マーク一覧

 

平成28年12月1日以降に表示される、新JIS規格(JIS L 0001)による新洗濯表示マークを見る上でのいくつかのポイントを見てきましたが、ここで新しい洗濯表示マークを一覧でご紹介します。

 

数は増えましたが、5つの基本記号と付加記号・数字から構成されることを意識していただくとおぼえやすいと思いますよ。

 

 

洗濯の仕方

 

漂白の仕方

洗濯表示 液温は、95℃を限度とし、洗濯機で通常の洗濯処理ができる 漂白表示 塩素系及び酸素系漂白剤による漂白処理ができる
洗濯表示 液温は、70℃を限度とし、洗濯機で通常の洗濯処理ができる 漂白表示 酸素系漂白剤による漂白処理ができるが、塩素系漂白剤による漂白処理はできない
洗濯表示 液温は、60℃を限度とし、洗濯機で通常の洗濯処理ができる 漂白表示 漂白処理はできない
洗濯表示 液温は、60℃を限度とし、洗濯機で弱い洗濯処理ができる  

乾燥の仕方(タンブル乾燥)

洗濯表示 液温は、50℃を限度とし、洗濯機で通常の洗濯処理ができる 乾燥表示
洗濯処理後のタンブル乾燥処理ができる
高温乾燥:排気温度の上限は最高80℃
洗濯表示 液温は、50℃を限度とし、洗濯機で弱い洗濯処理ができる 乾燥表示
洗濯処理後のタンブル乾燥処理ができる
低温乾燥:排気温度の上限は最高60℃
洗濯表示 液温は、40℃を限度とし、洗濯機で通常の洗濯処理ができる 乾燥表示 洗濯処理後のタンブル乾燥処理はできない
洗濯表示 液温は、40℃を限度とし、洗濯機で弱い洗濯処理ができる  

乾燥の仕方(自然乾燥)

洗濯表示 液温は、40℃を限度とし、洗濯機で非常に弱い洗濯処理ができる 乾燥表示 つり干し乾燥がよい
洗濯表示 液温は、30℃を限度とし、洗濯機で通常の洗濯処理ができる 乾燥表示 日陰でのつり干し乾燥がよい
洗濯表示 液温は、30℃を限度とし、洗濯機で弱い洗濯処理ができる 乾燥表示 ぬれつり干し乾燥がよい
洗濯表示 液温は、30℃を限度とし、洗濯機で非常に弱い洗濯処理ができる 乾燥表示 日陰でのぬれつり干し乾燥がよい
洗濯表示 液温は、40℃を限度とし、手洗いによる洗濯処理ができる 乾燥表示 平干し乾燥がよい
洗濯表示 洗濯処理はできない 乾燥表示 日陰での平干し乾燥がよい
    乾燥表示 ぬれ平干し乾燥がよい
    乾燥表示 日陰でのぬれ平干し乾燥がよい

 

 

アイロンのかけかた

 

クリーニングの種類

(ドライクリーニング)

アイロン表示 底面温度200℃を限度としてアイロン仕上げ処理ができる クリーニング表示
パークロロエチレン及び石油系溶剤でのドライクリーニング処理ができる
アイロン表示 底面温度150℃を限度としてアイロン仕上げ処理ができる クリーニング表示

 

パークロロエチレン及び石油系溶剤での弱いドライクリーニング処理ができる
アイロン表示 底面温度110℃を限度としてスチームなしでアイロン仕上げ処理ができる クリーニング表示 石油系溶剤でのドライクリーニング処理ができる
アイロン表示 アイロン仕上げ処理はできない クリーニング表示 石油系溶剤での弱いドライクリーニング処理ができる
    クリーニング表示 ドライクリーニング処理ができない
     

クリーニングの種類

(ウェットクリーニング)

    クリーニング表示 ウエットクリーニング処理ができる
    クリーニング表示 弱い操作によるウエットクリーニング処理ができる
    クリーニング表示 非常に弱い操作によるウエットクリーニング処理ができる
    クリーニング表示 ウエットクリーニング処理はできない

 

以上が5つの基本記号と付加記号・数字からなる新洗濯表示マーク・41種類です。

 

一覧表にしてみると41種類という数字から感じる煩雑さが無くなって、意外と単純でかんたんだと思われるのではないでしょうか?

 

新・旧洗濯表示マーク対比表

旧JIS・新JIS洗濯表示マーク対比表

 

旧JIS規格(JIS L 0217)による洗濯表示マークと新JIS規格(JIS L 0001)による洗濯表示マークの対比表です。旧表示が新表示ではどうなるのかを確認してみてくださいね。

 

またしばらくは新旧の洗濯表示マークが混在することになるので、旧表示の意味の確認にもご活用ください。

 

 

旧洗濯表示マーク

 

新洗濯表示マーク

 

洗濯の仕方

 

洗濯の仕方

洗濯表示 液温は、95℃を限度とし、洗濯が出来る 洗濯表示 液温は、95℃を限度とし、洗濯機で通常の洗濯処理ができる
該当なし   洗濯表示 液温は、70℃を限度とし、洗濯機で通常の洗濯処理ができる
洗濯表示 液温は、60℃を限度とし、洗濯機による洗濯が出来る 洗濯表示 液温は、60℃を限度とし、洗濯機で通常の洗濯処理ができる
    洗濯表示 液温は、60℃を限度とし、洗濯機で弱い洗濯処理ができる
該当なし

 

洗濯表示 液温は、50℃を限度とし、洗濯機で通常の洗濯処理ができる
 
 
洗濯表示 液温は、50℃を限度とし、洗濯機で弱い洗濯処理ができる
洗濯表示 液温は、40℃を限度とし、洗濯機による洗濯が出来る 洗濯表示 液温は、40℃を限度とし、洗濯機で通常の洗濯処理ができる
  液温は、40℃を限度とし、洗濯機の弱水流又は弱い手洗いがよい 洗濯表示 液温は、40℃を限度とし、洗濯機で弱い洗濯処理ができる
    洗濯表示 液温は、40℃を限度とし、洗濯機で非常に弱い洗濯処理ができる
洗濯表示 液温は、30℃を限度とし、洗濯機の弱水流又は弱い手洗いがよい 洗濯表示 液温は、30℃を限度とし、洗濯機で通常の洗濯処理ができる
    洗濯表示 液温は、30℃を限度とし、洗濯機で弱い洗濯処理ができる
    洗濯表示 液温は、30℃を限度とし、洗濯機で非常に弱い洗濯処理ができる
洗濯表示 液温は、30℃を限度とし、弱い手洗いがよい。(洗濯機は使用できない。) 洗濯表示 液温は、40℃を限度とし、手洗いによる洗濯処理ができる
洗濯表示 水洗いはできない 洗濯表示 洗濯処理はできない

 

 

旧洗濯表示マーク

 

新洗濯表示マーク

 

漂白の仕方

 

漂白の仕方

漂白表示 塩素系漂白剤による漂白ができる 漂白表示 塩素系及び酸素系漂白剤による漂白処理ができる
該当なし   漂白表示 酸素系漂白剤による漂白処理ができるが、塩素系漂白剤による漂白処理はできない
漂白表示 塩素系漂白剤による漂白はできない 漂白表示 漂白処理はできない

 

 

旧洗濯表示マーク

 

新洗濯表示マーク

 

しぼり方

 

しぼり方

しぼり方表示 手絞りの場合は弱く、遠心脱水の場合は、短時間で絞るのがよい  

該当なし

しぼり方 絞ってはいけない    

 

 

旧洗濯表示マーク

 

新洗濯表示マーク

 

干し方

 

乾燥の仕方(タンブル乾燥)

 

該当なし

乾燥表示
洗濯処理後のタンブル乾燥処理ができる
高温乾燥:排気温度の上限は最高80℃
    乾燥表示
洗濯処理後のタンブル乾燥処理ができる
低温乾燥:排気温度の上限は最高60℃
    乾燥表示 洗濯処理後のタンブル乾燥処理はできない
 

干し方

 

乾燥の仕方(自然乾燥)

乾燥表示 つり干しがよい 乾燥表示 つり干し乾燥がよい
乾燥表示 日陰のつり干しがよい 乾燥表示 日陰でのつり干し乾燥がよい
    乾燥表示 ぬれつり干し乾燥がよい
    乾燥表示 日陰でのぬれつり干し乾燥がよい
乾燥表示 平干しがよい 乾燥表示 平干し乾燥がよい
乾燥表示 日陰の平干しがよい 乾燥表示 日陰での平干し乾燥がよい
    乾燥表示 ぬれ平干し乾燥がよい
    乾燥表示 日陰でのぬれ平干し乾燥がよい

 

 

旧洗濯表示マーク

 

新洗濯表示マーク

 

アイロンのかけかた

 

アイロンのかけかた

アイロン表示 アイロンは210℃を限度とし、高い温度(180〜210℃まで)で掛けるのがよい アイロン表示

底面温度200℃を限度としてアイロン仕上げ処理ができる

アイロン表示 アイロンは160℃を限度とし、中程度の温度(140〜160℃まで)で掛けるのがよい アイロン表示

底面温度150℃を限度としてアイロン仕上げ処理ができる

アイロン表示 アイロンは120℃を限度とし、低い温度(80〜120℃まで)で掛けるのがよい アイロン表示 底面温度110℃を限度としてスチームなしでアイロン仕上げ処理ができる
アイロン表示 アイロン掛けはできない アイロン表示 アイロン仕上げ処理はできない

 

 

旧洗濯表示マーク

 

新洗濯表示マーク

 

ドライクリーニング

 

クリーニングの種類

(ドライクリーニング)

クリーニング表示 ドライクリーニングができる。溶剤は、パークロロエチレン又は石油系のものを使用する クリーニング表示
パークロロエチレン及び石油系溶剤でのドライクリーニング処理ができる
    クリーニング表示

 

パークロロエチレン及び石油系溶剤での弱いドライクリーニング処理ができる
クリーニング表示 ドライクリーニングができる。溶剤は、石油系のものを使用する クリーニング表示 石油系溶剤でのドライクリーニング処理ができる
    クリーニング表示 石油系溶剤での弱いドライクリーニング処理ができる
クリーニング表示 ドライクリーニングはできない クリーニング表示 ドライクリーニング処理ができない
 

ウェットクリーニング

 

クリーニングの種類

(ウェットクリーニング)

 

該当なし

クリーニング表示 ウエットクリーニング処理ができる
    クリーニング表示 弱い操作によるウエットクリーニング処理ができる
    クリーニング表示 非常に弱い操作によるウエットクリーニング処理ができる
    クリーニング表示 ウエットクリーニング処理はできない

 

追伸
いかがでしょうか?新しい洗濯表示マークの種類と意味、ご理解いただけましたか?洗濯表示マークは衣類をご家庭で洗濯する場合はもちろん、クリーニングに出すかどうかの判断にも必要なものです。しっかりと理解して大切な衣類のメンテナンスに役立ててくださいね。

 

ここから選べば間違いなし

優良宅配クリーニング特集