ボックスに収納された衣類と防虫剤 
防虫剤には種類によって効き目の長さや臭いの有無、相性の良い衣類などがあります。ここでは防虫剤にはどんな種類があるか、それぞれの種類にはどんな特徴があって、どんな衣類と相性がいいのかについてご紹介します。
 

防虫剤の種類は4種類!

防虫剤の種類は、

  • パラジクロルベンゼン(ニオイ有)
  • ナフタリン(ニオイ有)
  • しょうのう(ニオイ有)
  • ピレスロイド系(無臭)

の4種類。それぞれ次のような特徴があります。

パラジクロルベンゼン(ニオイ有)

揮発性が高く即効性が一番高い防虫剤。その分効き目が無くなるのも早く、効果の持続する期間は約3~6ヶ月程度です。虫が付きやすいウールや絹などの防虫に最適。

使用できない素材は、塩化ビニール製品・スチロール製品・金糸・銀糸・ラメ・人形類・合成皮革など。

ナフタリン(ニオイ有)

効果はゆっくりしているが長持ちし、約12ヶ月程度効果が持続します。出し入れの少ない和服やフォーマルウェア、毛皮・皮革製品・ひな人形の防虫に最適です。

使用できない素材は、塩化ビニール製品・金糸・銀糸・ラメなど。

しょうのう(ニオイ有)

昔からあるクスノキから作られている防虫剤で、穏やかな効き目が特徴。すべての衣類に使用できますが、特に絹製品や和服、高級毛皮などの保管にピッタリです。効果の持続する期間は約6ヶ月程度。

使用できない素材は特にありません。(金糸・銀糸・金箔には直接触れないように注意が必要)

ピレスロイド系(無臭)

防虫剤特有の臭いが無いのが最大の特徴で、衣類に臭いが付かないためクローゼットから出してすぐに着ることができるという利点があります。

効果の持続する期間は約6~12ヶ月。着る機会の多い衣類や、毎日着る衣類に向いている防虫剤です。

使用できない素材は、真鍮・銅が入っているもの、金属のボタンがついている服など。

防虫剤を使う際の注意点!

組み合わせて使うのはNG!

ピレスロイド系以外の防虫剤を組み合わせて使うと、化学反応を起こして液状になり、それが服に付くとシミになってしまいます。

ピレスロイド系の防虫剤は他のどの防虫剤と組み合わせて使っても大丈夫ですが、それ以外の防虫剤は組み合わせて使うのはNGです。

服よりも高い位置に置く!

防虫剤の成分は空気より重いため、上から下へと流れます。このため、クローゼットに置くときは服よりも高い位置に置くようにしましょう。

たんすの引き出しやボックスに入れて収納する場合は、服の上に置けばOKです。

適正量を守ることが大事!

防虫剤は少なすぎると効果が発揮されず、多すぎると再結晶(気化した成分が固体に戻る)を起こして非効率的です。

必ず商品のパッケージなどに書かれている適正使用量を守りましょう。

収納場所は掃除をして密閉する!

ゴミやホコリは衣類害虫の大好物。収納場所はきれいに掃除をしましょう。

また開けっ放しはもちろん、頻繁に開け閉めしたりすると防虫剤の効果が薄れてしまいます。

クローゼットや容器に衣類を詰め込み過ぎるのもNG。防虫剤の成分が衣類の隅々に行き渡りません。収納は8分目までにしましょう。